2017.4.25(火)
ウルル登山について
世界最大級の一枚岩のウルル(エアーズロック)は知ってる人もいるかもですが登る事が出来ます。
ただ、いつでも登れる訳ではなく
ウルルの登山口が開くのに厳しい条件があり・・・
↓の条件に一つでも当てはまる時は登る事が出来ません。
<登山口が開かない時>
・気温が36℃を超える時
・ウルルの上空が強風の時
・雨の予報が出ている時
・雨が降ってる時
・ウルルの表面が濡れてる時
・5%以上の雷予報が出ている時
・上空が雲で覆われている時
・アボリジニの伝統的なイベントのある日
などなど
こんな厳しい条件なので登山口は1年のうちほとんど開いてないらしいです。
そして最も大事な点は!
ウルルの登山ルートの入り口には
世界各国の言葉で「ウルルに登らないでください」と書かれた看板があります。
ウルルはオーストラリアの原住民、アボリジニの人々にとっての聖地!
彼らにとってとても神聖な場所なので一応、観光資源として登山ルートは作ってあるけどできれば登って欲しくない。と言うことです
これについては、もう人種も飛び超えて、人それぞれの考え方・感じ方があるでしょう。
それぞれの宗教観とか倫理観、そういったものを考える時に近い 感覚の話です。
自分たちからしたら観光地の一つだけど、
そこに住んでる人からしたら大切にしている場所。
いくら開かれているからといって、登るかどうかは、自分の決断・気持ちの問題。それぞれで…
・・でも人生でここに来る。こんな機会はもう無いかもしれない・・
いろいろ考えて!思いつつもー、、、
自分たちは、
もし!
もしも!そんなウルルの登山口が開いていたら、それもタイミングと縁っていうことで登らせてもらおう。
そんな感じでエアーズロックリゾートに滞在した3日間、毎日登山口が開いているか一応チェックをしていました*
その結果、、、、
本当に開くの??ってくらい開かなーーい( ̄∀ ̄)笑
特に3日目は快晴で風もあまりなく、気温も大丈夫そう!
開いてるのかな?!って思って行ったら閉まってたー(・・;)
これはもう、、、 ダメ!登るな!って事だな(・∀・)
ウルルに行くまでの道路上で、なぜか道路ど真ん中を歩くアボさんの2人組に会って、「ウルル あっちだよー」(ジェスチャーでやり合う。笑)って触れ合いとかあったから何かご縁があるか!?と思ったんだけどなーー( ̄▽ ̄)
まぁ色々謎だったけど。笑
〜そんな感じで迎えた最終日〜
この日は朝から曇り気味な天気・・・
3日ぶりにテントを片付けて出発です。
でもラストにウルルを見納めに
最後に国立公園内まで!
あっ、ちなみにウルルの3日間チケットは入った時から72時間有効なので4日目ですが入れました(^^)
実はこの出発の日にもまだ迷っている事があった私達。
それは、ウルルの後の このあとの行き先をどうするかという事!
実はウルル(エアーズロック)の付近にもう一ヶ所キングスキャニオンという観光地があり、有名な映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地になった場所だそうです
(私達はうろ覚えであまりピンときてませんが(^-^;
せっかくだから行った方がいいでしょ〜!って思ったけれども、
エアーズロックリゾートから近いと言っても車で片道 約 4時間...(・・;)!
前日からずっと、キングスキャニオンに行くか、アリススプリングスまで一気に戻るかで話し合うも結局いつまでたっても決まらない。。。
この最後のウルルで
→登山口が開いてたら、キングスキャニオン行き決定!
→登山口が閉まっていたら、一気にアリススプリングスまで戻る!
移動の時間の関係もあり、行った方がいいものかかなり迷ってたこともあり、
もうそういう事にしちゃおう! っとウルル任せ状態にしていたのでした\\\\٩( 'ω' )و ////
昨日の天気で開いてなかったんだから曇り気味の今日、開いてる訳が無いんだけどね。。。(・・;)なんて言いながら、、
運命の分かれ道 ウルル に到着〜!
見ると…
ん?
あれ?
(カメラで拡大)
人歩いてない?
えっ?
開いてるの?
えっ?開いてるのーーーー!?!
急いで登山口に向かうと…
まさかの開いてました(・∀・)笑
なんで開いてるんだ、、想定外にも程がある、、。
でも・・・
ウルルに登ってもいいよーって許可をもらったので(^^)?
↑勝手な都合のいい解釈(・∀・)
ウルルに登る事についてはいろんな意見があると思いますが、
*結果 自分たちは有り難く登らせて頂きました*
と、いうことで、ここから下はウルル登山記です↓
ここから登山スタート!
もうちょこちょこ人が登ってるみたい。
いきなり傾斜がすごい上、 岩肌がツルツルしてるし危ないので
一年のうち厳しい条件によってなかなか開かないのも納得です
上の写真の人が集まっている場所からは鎖があります(^ ^)
登り始めて1,2分でこの高さ。
この辺りから鎖ゾーン
予想以上にしんどい・・
恐怖心もどんどん大きくなるけれど
下からも見えている鎖ポイントを越えると広めのスペースがあり
ようやくここで少し休憩ができるようになっています
同じタイミングで休憩していた方が写真を撮ってくれました(^^)v
でもこの後、もっと「わぁ〜!って嬉しそうにしろ」とポーズを催促されて写真を撮られ、なんだかもう終了したかのような感覚に。笑
でも、まだまだ最終地点まではほど遠い(^-^;
この休憩ポイントにはいくつか凹みがあり、そこに雨水が溜まっていました。
(自分達の滞在中は全く雨は降ってはない)
この雨水の水たまりに生き物がいてびっくり!
ウルルの上にいた変な生き物。
雨が降る→卵からかえる→成長する→水たまりが干上がる前に卵を産む
ってライフサイクルらしいです。
はぁ〜、まさか生き物がいるとは、、!
さて、休憩した後は、左側の鎖の方に進んで行きます。
鎖はここでおしまい。
ここからは白い点線を辿って
こんな感じに見えますが、アップダウンを繰り返し、高い場所もあるのでけっこう危険
いや、横を見たらかなり危険・・・。。
頂上付近はこんな感じで比較的楽に進めます。
でも結構、何度か 「まだかなぁ〜、、、」ってなりました
そしてウルルの頂上!
このモニュメントが最終地点の目印!
ここからなら360度が見渡せるようになってます
記念に一枚。ありがとう、ウルルー
景色を堪能したら暑くなる前に降りなくては!
というか、登り始めて時間が経つうちにどんどん!風が吹きだすようになってきて、 早く降りなくては危険だ!と、心の中で思ってました。
あんな所を通ってたんだ。。
自分達も少しキツくなってきたので最後の休憩。
あ、カタジュタが見えるー
そして
強風にも気をつけながらも、
なんとか、どうにか無事に帰ってきました♪ ^ ^ とさ
まさか登れるとは思わなかった
でも、無事に終えて良かったと心から思うのですが、登ったからこそ思う気づきが1つ・・・
これ、
人に安易に勧められるものじゃない(°▽°)(いろんな意味でーー!笑)
まず、第1に 危険すぎる( ・∇・)
何で1番最初の人は、「ヨシ!この岩を登れる岩として観光資源にしよう!」と思っちゃったのか、、、。
そのルートを作る最中にも、ケガ人や死人も出てしまってるんじゃ・・と思わずにはいられない
実際に、過去、登山時に熱中症・心臓発作・転落などでの 死亡例も出ているらしいです。。。
・・でしょうねぇ!!
ウルルに登ることについては、その背景について考えたり個人の見解・判断が人それぞれあるでしょうが、体力的にも!人それぞれあるという事を忘れてはなりません。
とりあえず、
安易に登ろうと思うもんじゃない。
(これもまたいろんな意味で!!)
「own your risk」
つくづく、オーストラリアって自己責任の国だよな と思わずにはいられないウルル登山記でした( ̄▽ ̄)
*ウルル登山をもしする方は、個人個人の判断・責任をもって登りましょう*
こんな天気で なんで登れたのか 本当に謎。。苦笑
☆*:.。. 約4日間
たくさんの思い出と、素晴らしい経験を本当にありがとうーウルルー .。.:*☆