実はいま、オーストラリアでネコ飼ってます、えりです。
(正確にはオーナーさんの猫。めちゃ可愛い♡)うちのお家に入り浸ってご飯係等を任命されてます♪
2016・10
マーガレットリバーから出発した北への旅行編も、じわじわと北上してきました~。
今回は、
北上をストップ!主要道路のハイウェイ沿いから、大陸・中側へ向かい!!
★西オーストラリアの秘境★ といわれるカリジニナショナルパーク(Karijini National Park)を目指す、の巻~\(^o^)/
分かれ道 手前の休憩ポイント NANUTARRA road house にて♫
地図上、白いポイントがいる位置。
私の指の先、トムプライス(Tom Price) という町を目指します~☆彡
(この町が、カリジニ国立公園にいく最寄りの町となります)
ここまで来るのは振り返ると長かった。。。
北上する中、町と町の間隔はあまりにも離れてて。対向車もほかの車も通るけど、長ーいロングドライブを重ねながら、辿り着いたこのロードハウスまでの道のり。
ここから私達は、カリジニ国立公園を目指してさらに内陸へと移動していく訳ですが、
そこにたどり着くまでには、
*「西オーストラリアの秘境」といわれるだけあって、なかなかすんなりとはたどり着けず数々の刺客・障害を乗り越えて行くことになりました*
今回は、そんな道中の出来事を振り返る記事となります~(^_-)
ではまずは、
[第一の刺客] 牛。
カナーボンの近辺からでしょうか、ずっと「牛注意」の看板は車で走りながら見てきました。
でも実物は見ることがなく、2人して 牛とか来ないよ~~ ってずっと笑い飛ばしてきてたんです。
が、この内陸への道中、当たり前のように彼らは存在していました。
なんならこっちに向かってきてて、かなり遠くからきちんと発見しないと、うっかり命を失う大事故になりかねません!ハイウェイでの制限速度は110キロです!
亡き野生のカンガルーとか鳥が道路にいるのは、もう当たり前でしたが、牛はさすがに・・・。びっくりしました。
[第ニの刺客] ほかの通行人
この道は、本当に走っていてビックリするぐらい対向車が一切!きませんでした。
110キロで一時間走っていて、一台来るか来ないか。。
もしこんな中で、私達の中古の愛車☆マグ太 が止まったりしようものなら、、、。
考えただけで恐怖でしたが、さらに恐ろしいのは、この中への道に入ってから携帯の電波がずっとほぼ圏外だったこと。(私達は携帯のキャリアをオプタスで挑んでしまっていました)
もし万が一、車が止まってしまったら、そこで誰か他の車が来るまで助けすら呼べず、普通にしててもかなり暑い中ずっと待たなければならないのです。
私達がそんな道を走っていると、道路のど真ん中で、上半身裸の男の人が大きく手を振って私達を待ち構えていました。
慌てて遠くからスピードを落とし、話を聞くと、なんでもタイヤがやられて交換最中に、器具が折れて使い物にならなくなったとのこと。
気の毒に、、気の毒すぎる。こんな誰も通らないような道で・・。
どのくらいの時間 立ち往生していたのかは聞くのも気の毒で聞きませんでしたが、暑さに耐えられず服をも脱いで道路にただ立っていたんでしょう。。。
結果、この人は助かりました。
*ちなみにオーストラリアでは路肩に車が止まって、他の通行人が手助けしている現場を本当によく見ます。自分達がただ止まっていても心配して声をかけてくれる見ず知らずの人もいたりして。過酷なロングドライブ。みんな助け合いの精神、素敵ですね*
[第三の刺客] 立ちはだかる大きな壁
走行中、黄色のランプを点灯させた車が対向車で近づいてきました。
オーストラリアのハイウェイではたまに大型の荷物などを載せたトラック「over size behicle」と表示された車がいます。
それは、大型の車がくるよ~、気をつけてね~、ちょっと大きいから避けてね~という合図。
トラックに表示だけされて一台で来る場合もあるし、トラック自体の前後に護送みたいな感じでパトカーもしくは黄色ランプをつけた車が一緒に移動しているのが大体です。
で、この際は後者の黄色ランプの車が、この先に大型の車が来る事を知らせる為、走ってきたのでした。
はいはい、分かりました気をつけますよ~ なんて思っていると、その黄色ランプの車はもう私達の車を無理やりにでも!止める勢いで、こっち車線にはみ出て走ってきました!
え~!?なになに!?!
わかってるよ~、気をつければいいんでしょ~? と思っていると、近づいてきたその車、運転手の人が手を横にブンブンふって「避けろ!」と、必至にアピール。
ここでようやく、いつもと様子が違うことに気がついた私達。
先を警戒しながら、速度を落とし、とりあえずそのうち来るという大型トラックを待つことにしました。
そして、、、待つこと一分ぐらい。前方のまっすぐな道に、とーーーぉくに見えたのは、黒い大きな何か。
遠くの方で道路いっぱいに広がる黒い壁
その壁は遠すぎて最初は何かもわかりませんでしたが、だんだん近づいてくるにつれサイズ感が遠近法とかではなくて、あまりにもおかしいことに気がつきました。と、同時に2人して「え?アレ?(笑)」と爆笑。
もう私達は道路から降りました。
そりゃ、すれ違えんわ。(笑)
内陸の方へ向かう道だったからでしょうか。
採掘とかそういうのに使うんですかねぇ
おーーきな、おーーきな、大~きな!!ショベルカー?みたいなのを乗せた、ただでさえ大型のトラック(笑)
文字通り、私達の行く手を遮る大きな壁。でした*
でもぶち当たる事はなかったので、良かったです( ̄▽ ̄)♪
[第四の刺客] 謎の歩行者
オーストラリア大陸は、元々、先住民族アボリジニという人々が独自に生活している大陸でした。のちにヨーロッパ系の人々が上陸してきて、さらに後に英国がオーストラリア領有を宣言し、植民地化、英国からの移民が流れ、先住民族アボリジニの人々はおいやられてきた、という歴史があるのですが、今はもうこのアボリジニといわれる人々はオーストラリア政府によって守られ、他移民の人々もあいまり、多文化国家として今日がある。というのが、オーストラリアの歴史です。(めっちゃざっくりとですが(・.・;))
アボリジニといわれる人々は、場所によってあまり見かけない地域、よく見かける地域と別れるのですが、今回の西オーストラリア北上☆エクスマウス旅行編では、ジェラルトン・カナーボン辺りからちらほらと見かけたようにおもいます。
(オーストラリア内陸部・大陸北側、ノーザンテリトリー州ではアボリジニの人々の人口はぐっと多くなります。黒い肌をしておりなんだか独特な雰囲気も持ち合わせているので、大体見た目ですぐ気がつくはずです。)
先住民族といえど、今はもう政府にも守られ暮らしているであろう彼ら。
でも、アボリジニの人は、(ラウンド中も含め)とても不可解な場所で見かけることもしばしばありました。
この時もそう。
町から、次の町まで百何キロと離れ、道路脇に広がるのはただ自然。もう十分に日差しは強く暑い時期。
ハイウェイを走っていると、そんな対向車すらろくに来ない道路脇を、アボリジニと見られる女性が裸足で、荷物も、水すら持たずに!普通に歩いているのです!!
どこから来てどこへ行くのやら、さっぱり過ぎて意味が分かりません。
周りも何十km先もただ自然があるばかりで集落なんてどこにもありそうにはないのだけれど、実は近くにあるのか・・・。
彼らは特に何かアクションを起こして来るわけではないのですが、車以外で人がいるにはあまりにも不可解すぎる道路脇に、佇んでいたり、歩いていたり。。。道路を挟んで両サイドに一人ずつ、こっちを見ながら立っていたりします。
オーストラリアの長距離を車で走っていて、びっくりする事の一つでした。。(゚∀゚)
[第五の刺客] 身内の反乱?
オーストラリアでのドライブは、田舎は道は複雑ではないのですが、案内を私達はグーグルさんのマップに任せて進んできました。
単純な道ばかりなので、標識だけでも行けそうですが、まぁ念のため‥*
今まであらゆる場面で私達の力になってくれ、信用しているグーグルさん♪
もうあとトムプライスの町に着くのを待つばかり~!のロングドライブ正念場で、やってくれました。
「まっすぐだよ♪」
そうグーグルさんは言うんです。
でも目の前の標識は、トムプライスの町へは右に曲がれという・・・
そして先に見えるまっすぐの道は、ゴリゴリのオフロード。。。(私達の車は普通の二駆)
頼りにしているグーグルさんの言うことだけど・・どうも信用なりません・・・!
そうやって時間が早い道をお勧めしてくるけど、結局状況が悪かったりトラブルになりかねなかったりで、余計に時間をかからせ不安がらせるっていうグーグルさんの策略か!!?と不安がりながらも2人で話し合い、私達は標識通りの舗装された道を選びました。
早い時間を、気遣いで勧めてくれたグーグルさんでしたが、その後トムプライスの町に着くまで私達はそっとグーグルさんを閉じました。。
ってこれは、カリジニに行く途中じゃなくてもよく起こり得るトラップでしたね。笑 まぁ、一応そんなこんな、苦労していったんだよ、っていうことで、、。(´▽`)
以上、長々となってしまいましたが、カリジニ国立公園までの珍★道中
さすが、西オーストラリアの秘境☆カリジニ国立公園までの道
それまでのドライブとは一風変わった刺客が送り込まれ、壁が出てきてと、そう簡単ににはたどり着かせてくれませんでした。(笑)
次回は、とうとう!
そうこうしてやっと!辿り着いた、カリジニ国立公園についてを書きます~☆彡
では~