2017.3.27(月)
ホバートのキャンプ場を出た私達は、
タスマン半島〈ポートアーサー(Port Arthur)〉へ!!
ホバートから南東へ約100km、オーストラリア、タスマニアの過去を知る上では欠かせない、監獄の町。です。
1830年~77年、「監獄の中の監獄」として囚人たちから恐れられた場所。
英国の植民地であったオーストラリア。罪人としてほかの植民地に送られた囚人が、さらに罪を犯すと入れられた監獄、それがポートアーサーです。
タスマニアは自然の素晴らしさやタスマニアンデビルで観光として知られている島ではありますが、負の歴史も多くあります。
それらは今では「オーストラリアの囚人史跡群」で世界文化遺産に登録もされ、目を背けることのできない事実 として、
そこに本当に存在していたんだな・・・と、私達 観光客に感じさせてくれます。
オーストラリアは植民地として、そういった歴史を知ることのできる場所が頻繁に出てくるのですが、、、西オーストラリアのフリーマントル刑務所に行った際などに私達も見てみたりとしていました。
正直、なんだかそういう場所に行くと、気を引きずられるというか、影響されやすく一緒にズーンとした気持ちにもなってしまいがちな私は、この地にいくのに少しためらいもあったのですが、、、
せっかくの貴重な経験なのだから!!と安くはない見学料を払ってでも入場したわけでした。 (2人で$74:区域内のアイルオブデッドという小島などの見学クルーズ付、上陸はなし)
が、日本語でのパンフレットを見ながら、広い区域内を散策&見学・・
そこにある建物たちはいくつかもうすでに崩れており、なんとか原型をとどめている、といった様子です。
監獄も官舎も、囚人が建てたとされる教会も・・30余りの数多くの歴史的建造物はほとんど形は完璧ではなく、私が思っていたような心配は取り越し苦労でした。
すごく重い気持ちになるほど当時の様子をリアルに、生々しく伝えるものは少なかったように思います。
ただ、展示品や独房、精神病院もあったりするエリアは、やっぱりちょっと気持ちが、、、、でしたが。(-.-;)
しかし
ポートアーサー敷地内は自然も多く、とても綺麗に修復や整備もされ観光地化がすっかり進んでいます!
最初は表情かため、こわばりがちに見ていた私も、そういった史跡達を「これがそうなのか~・・」といった感じで見ていくうちに
どんどん次のものを知りたい欲求も高まり、気づけば広い区域内を練り歩くように見学し、ゆきさんを引きずり回すほどになっていました~!(^_^;)
入場と同時にトランプが1人一枚貰えます。指定された場所に行くと、その貰ったトランプ毎に 割り振られた囚人の名前と小話を知ることができます( ・∇・)
ゆっくり周れる方や興味のある方は行かれると良いと思います♪
監獄として使われていた建物
歴史の中で火事にあったりもしたりで、現在ではこのような形で残っています
教会
フリーマントルの刑務所の中にも教会はありましたし、やはりこういった場所には特に必要不可欠なんですね
ポートアーサー内には、
刑務所と同じ敷地内とは思えないような、看守やその家族・役職のある人々が住んでいたとされる立派な家も、開放して見られるようになっています。
と、同時にそのほうのエリアには緑もとても綺麗に整備されています。
どうしようかな・・と来る前は迷ったりもありましたが、
やはり入ってみて良かったです
こういった歴史や過去に触れる機会は勉強にもなり、感じるものも多くあって。
何よりも!!こういった機会でもないと常日頃では知りえない、感じられない気持ちばかりでした*
行く価値は、高し!
敷地内はだいぶ広く、ゆっくり時間がある人は隅々まで見ると、確かに2日ぐらいはかかるかもです(^◇^;)(パスは一応、2日間有効)
ポートアーサー見学でした(^^)