嫁のえりです。
西オーストラリア南部は、森の地帯が多く車で走っていてもカリーの木というとても高い木々に囲まれながらドライブをすることになります。
そのカリーの森の中、小さな田舎町 ペンバートン(Pemberton) という町付近に、
ヤングな☆観光客に人気な、木登りができる場所があります。
インフォメーションセンターでもらったマップによると、
ペンバートン周辺でカリーの木登りができる所は、計3箇所。
私達は、町から1番近い グロウセスターツリー(Gloucester Tree) という木に行きました~★
この木自体が、ナショナルパーク内にあります
何気に私達の初めてのナショナルパーク〜♪ さすがナショナルパーク、周りはカリーの木だらけ、自然だらけ。
そして入り口近く、ナショナルパーク車一台$12の料金を払い駐車場で車を止め、もうほんとに歩いてすぐのところに、例の木登りできる木は見えてきます。
おっきくて高ーーーーい!
周りのカリーも高いけど、一際高いその木に登れるようになっています。
1番上の所には、小屋?展望台が設置してあるのわかりますかねぇ。
コレに!!
もし、行けるなら登ってみよう、でも一応、ね!!実際に見てからどうするか決めようかー(ちょっとビビってる。笑)と、来る前に2人で話てましたが‥‥
こ、れ、は、、、、、
予想以上に高く感じる。。。。
てっぺんまでいって、地上53mらしい。
そう横にある看板が教えてくれます。その登ることの注意点と危険さも一緒に‥‥‥。。
いや、どうなのコレ。
普通に危ないな。
もしもの時に手足が滑ったら。。。
雨が途中で降ってきたら。。。(私達が行った時は曇りで怪しい天気でもありました)
足場が急に崩れたら。。。
いやいや怖い ‼︎‼︎ 想像するだけで恐怖だわ ‼︎
私達が到着時は誰も登っていなかったこともあり、「せっかく来たし、登る?」「いやでも怖いよ やばいよ」の繰り返し・・・。
これが本当に怖いんです。目の前にすると尚更。
命綱だって別にないし、ある程度の高さからはなんとなくネットがぶら下がってはいますが、仮に落ちても、とても命を救えそうなネットには見えません。
とりあえずちょっと二、三段ちょっと登ってみて記念撮影してみます。
・・・お判り頂けただろうか・・?
この恐怖。
上の写真は、ゆきさんがにこやかに今から登るゾ〜☆ という一見、楽しそうな写真なのですが彼の手元、足元をじっくりと見てみて下さい・・・。。
そこには…写っているはずのないものがぁぁああ!Σ(゚Д゚) 棒が・・あるだけ!!
棒が.....あるだけ‥‥!
地上から53mも行くというのに・・・
これは恐怖の木登り写真に間違いありませんーー!
心なしか天気も怪しいせいか、森の中にいるせいか、ひんやりとする。。
いや冷や汗かな。。さて、どうしよう。。。
と、いつまでも決めきらない私達の前に、勇者が登場。
ヨーロピアンのカップルさん、お二人~!(^^)!
カップルさん達をとりあえず見守ってみることに。
すると!何と!その勇者はもう即効ヒョイヒョイヒョ〜〜イ♪と登り始める!
(男の人だけ。女の人は下で見つめる係)
あっという間に彼は目視できない位置までいってしまいました。
そこから、5分。もう下を向いて携帯をいじっている彼女さん。
そんな間に、勇者帰還☆
えっ!?もう帰ってきたの!?と驚きですが、勇者は約10分程で本当に行って帰ってきました。
もちろん頂点までいって。
降りてきた彼に感想を聞くと、めちゃ良かったよー!と爽やかに答えてくれ、そうしてカップルさん達はあっという間に帰って行ってしまったのでした。。。
よし!!!登ろうっ!!!
勇者の勇姿に励まされ、2人で登りましたヽ(^o^)丿☆
最初にゆきさん。そして後を追って私も、続く。
もう正直、高い所に行けば行く程、棒を掴む手汗が凄くて、足元見たくなくても見ないと危険な棒具合に、ただただ必死こいて上を目指した思い出しかありません。
背筋がぞわぞわしました。
そうしてやっとの思いで展望台まで。
そこに足がついた瞬間、
足は震え気味だし、どっと疲れが。動悸か運動不足かで息も乱れっぱなし。
でも、そんな思いをしてまで登った甲斐はあったように思います☆
☆上からの景色☆
360° ぜーーーーんぶっ!この景色!!
森の中にいるんだなと実感。どこまで森なんだ!土地が広過ぎるよ、森しかない。笑
しばらく貸し切り状態のこの景色を眺めて、大満足な私達。
さてじゃあ戻ろうかと下を向いた時。
そこからが、本当の恐怖の幕開けでした。笑
いつの間に人が増えたのやら、小さな人たちが(高すぎるから小人に見える)1人、また1人と木に登って来る様子が上から見える。。
えええええぇええええええ。
え!?どうすればいいの!?これ!? と焦る私達はそっちのけに、ドンドンドンドン登って来る、しかもガタイの大きめの小人達。
そう私達も降りていくし、すれ違うしかないんです。
あの心許ない、鉄の棒がただ木にぶっさしてある足場を、もちろんシェアしあいながら…!!
しまった。早く降りれば良かった。。
そんな後悔も遅く、しぶしぶ降り始め、やはりすれ違う時は1つの棒に大人2人の全体重がかかって、外側はほぼ宙。。。(落ちてもあんまカバーできなそうなネットあるけど、笑)。
1番、生きた心地がしない瞬間でした。笑
何とか帰ってこれて、本当に安心。
危険はありますが、その日の達成感はとてつもなく、せっかく行ったのにー、と後悔する事もなく、登って良かったと今でも心底思います♪♪
ただ、もしあの時 万が一にでも落ちていたら、、 、と思うと、、、、。苦笑
ー笑い事では済まされませんし誰も責任とれませんー。
観光地化されているとはいえ、そんなサバイバルな経験もない私達にとっては大変な恐怖体験でしたε-(´∀`; )