ゆきえりの足跡。。。。

夫婦の日常と、今までとこれからの旅の記録。

ラウンド初日。 ハエの雨が降る夕暮れ

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2017.3.5(日)

 

ついにとうとう、この日がやってきた・・!

 

ラウンドすることを決めた日から、待ち望んでいた出発の日。

 

 

前回はあまりに名残惜しくて、マーガレットリバーの町から出ることすら叶わなかったが、ようやくラウンドについて書ける・・!

大丈夫、今回はちゃんと出発します。

 

 

 

 

 

 

今度こそ!「さようならぁ~、マーガレットリバーぁ~~★」 

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 マーガレットリバーを出た時の走行距離:169940km

 

 

この日は、住んでいた場所のチェックアウトの掃除などの関係もあって、思っていたよりも遅い出発。一応、午前中、でも正午近くの出発になってしまいました。

 

とりあえず!めざすはパースの街!!

途中でパース超えて道を間違えたりもしながらも、そこから内側に進みゆくゆくはカルグーリー&ボールダー(Kalgoorlie &Boulder) 内陸部にある大きな町をめざします!

 

この辺りの情報は、私のバイブル「地球の歩き方」でもたった1ページの紹介という情報の無さ。

でも、私は、そのページを見て内陸・金鉱の有名なその町へ非常に熱い想いを抱いていたのです。。。

 

 

 

・ 

 

~時を遡ること、1890年代。~

町の周辺で金が発見されました。そこから一転、ゴールドラッシュで栄え、たくさんの人々がおしかけたゴールドフィールドとも呼ばれるカルグーリー&ボールダー一帯の地域。

当時の金鉱夫の人々は、金を探すのと同じように水も求めた・・。

そりゃそうです。ただでさえ、世界一乾燥した大陸ともいわれるオーストラリア。しかも内陸部ならば尚更に水の確保は困難。。。

でも、ゴールドラッシュで沸き、たくさんの人が住むその町には水が必要。

そして、

1903年 水道技師:オコーナー(O'Conner)が、海側の街・パースからカルグーリーまで556kmのパイプラインをひくことを提案。彼は、10年もの歳月をかけ、その、人々の為のパイプラインは完成しました。

 

が、、、

 

完成後、蛇口をひねっても水は出ず・・・。

その設計をした水道技師:オコーナー(O'Conner)は、人々の失笑を買い、失意のなか彼は自殺してしまいました。。。

 

しかし! 彼の死後、数週間が経った時でした!

使い物にならないと思われていた蛇口からは、突然!水が流れ出し・・!

 

実際は、パースとカルグーリーとの標高差400m・500km以上のパイプラインを水が流れてくるのに、それだけの時間が必要だった。。という・・・。

そして、水道技師:オコーナー(O'Conner)が造ったパイプラインは今、現在も利用されているんだとか・・・。

 

 

 決してハッピーではない、めでたし、めでたし♪でない、

このお話。。。

 

私は、地球の歩き方を読んでいて、一番 感情が揺り起こされました。

たった1ページの町の紹介。

でも、こんなに胸を打つとは・・・。

 

どんな思いで、この世を後にしたのか・・・。そして今もオコーナーの造ったパイプラインは引き継がれ、カルグーリー&ボールダーやその近辺、内陸部に住む人々の水の確保・命の助けになっているのです・・・!!!!!

 

私は、オコーナーさんのことを思うと、胸の奥が苦しくなります。

 

 

 

そんな、初日、内陸への旅、でした。

道のそばにはなーーんにもなく、ただただ広がる原っぱのような大きな大地。

草木に、畑。もうずっと同じような景色が続き、ですが、ときおり見えるパイプ。

 

同じく内陸への旅・ウエーブロックへの道中でも、私達の通る道路に沿うように、そしてたまに離れては、と、同じく人里を目指しているであろう、パイプラインはありました。

そんなパイプを見ていると、

ふと、オコーナーさんのことが頭をよぎります。

 

 

その時でした!!!

 

ある、どこだろう~ここ、というような田舎町にて、目的地でもないその町を通り抜けている最中、私の視界の隅で「オコーナー(O'Conner)」の文字が・・!!!

 

急遽、ゆきさんに止まってもらい休憩がてら、その文字の見えた方へ。

 

 

それは、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

【O'Conner Park】

ただの、公園でした。

 

 

でも、私にとっては胸が熱くなる公園でした。

 

ここにも、、、こんな小さな田舎町でもオコーナーさんの勇姿が引き継がれている・・!!!

私はとても嬉しくなったのを覚えています

 

 

 

オコーナーさんの偉業は今も生き続けているのです*

 

 

 

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隊長!あそこにパイプラインを発見しましたーーーーー!!!

 

 

 

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水の確保が難しかった内陸部の様子が伺い知れる、貯水タンクのようなもの。

 

 

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なんか見た目が面白い店あった(*^^)v

パブだってさ、この道を通る人々の休憩地点となっていた模様。

 

 

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すべて、キュンダーディン(Cunderdin)という町にて* 

 

 

この日は、そんなこんなひたすら移動の日でした♪

夕方になり、暗くなる頃には町にはたどり着かず、私達はオーストラリアで初めての、無料シャワーと無料キャンプをして、一夜を明かすことに♪

 

ん~、ラウンド初日にして、、、それっぽ~い☆彡笑

 

 

 

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 Tammin Road house

 

シャワーはロードハウスにて完了♪

別に汚くもなく、トイレの隅にシャワールームが1つだけあるような感じ。

なんだ☆べつにいい感じだねっと、ゆきさんと二人して、初の無料シャワーに拍子抜け☆

 

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お宿は、ハイウェイのすぐそばの、どっかの空き地。笑

(アプリにて、テント泊可能な場所です*) Hines HIll free camp

 

なんっにもないけど、テント立てれるならそれでいいよ♫と。

 

 

でも、ここは内陸のどこか。町はおろか、人も車もほとんど通ることのない道沿い。

 

ハエが・・・

とてつもなく、いました。笑!!

 

 

 

 

テント立てて、イスとテーブル出してはみたものの、長く外にいることは不可能!!!

 

最低限のモノを取りに車とテントを走って移動が精一杯!

 

 

テントの中にハエを入れないように素早く避難するも、、、、、

 

 

 

ボン、、ボン、、、ボンボン、ボン、、、ボン、、ボン。。

ボボン、、ボボボボン、ボン、、、ボン・・ボボボボボボボボボン・。。。

 

と、いうハエや 他の何か虫達が 私達のテントに外から体当たりしてくる音。。

 

 

 ハハッ☆彡

まるで雨が振ってるみたいだね~~☆彡 

こりゃハエの雨だぁ~~(^O^)/

 

 

 

ひたすら笑う私。

 

(でも、ゆきさんは全く笑ってなくて、ドン引きしてた。ハエにも、この環境下で、いいじゃない~☆彡って言う、たぶん私にも。。。笑)

私は、旅・ラウンドらしくって「いいじゃない~☆彡笑」って言ったのであって、決してこの環境下が好ましい と思って発言した訳ではないんだよ( ;∀;)一応、、、説明。。苦笑

 

 

 

こんな、旅の幕開け。

ラウンド全編を通して、

一番 最悪なハエと大量の蚊の多さ。過酷なキャンプサイトでした(''ω'')ノ

だって内陸の、ただの道路脇 だもんね。

私達の他には誰もいない、そこでひっそりと.ハエなどの虫や動物に怯えながらも一夜を明かしたのでした(´▽`)*

 

 

 

 

では!急に始めます!!

今日の♫ゆきさんからの一言~のコーナー(^O^)/

 

ゆきさん「ロードハウスで無料シャワー、フリーキャンプと言う名の野宿。旅っぽい初日になりました(^^) ...ハエいなくならないかなぁ。。。笑」

 

 

走行距離:507km

ガソリン:Northam 123.9 /ℓ